Android One 507SH 価格や維持費に性能もミドルレンジ級も、セキュリティ更新がしっかり行われるY!mobileスマホ

Android Oneとして国内では初めて投入された507SHがY!mobileから発売されています。

Nexusシリーズに近い存在にはあるものの、より国内向けの機能が揃ったNexusといったモデルになっており、より便利に使えるようになっています。

日本ではシャープがこの役目を担っており防水やワンセグ等の機能を含んだ上で、Nexusシリーズの特徴を活かしたスマホとして販売されています。

今回はこの507SHについて、そのAndroid Oneとしての特徴と価格や維持費といったコストパフォーマンスについても考えてみたいと思います。

Android Oneってなに?

そもそも『Android One』とはどういった位置づけのスマートフォンなのでしょうか。

『Android One』はNexusシリーズとその基本コンセプトは同じです。最低でも18ヶ月間は最新のAndroid OSへのアップデートを保証してくれ、最低でも2年間はセキュリティパッチの更新をあててくれるのがこのAndroid Oneシリーズの特徴です。

Nexusシリーズと同じコンセプトですが異なる点としては、この上に更にメーカーや販売国ごとの色を出せるという点があります。今回のAndroid One 507SHでいえば日本向け機能として防水・防塵、それにワンセグといった機能が特徴的となっています。

こうしたNexusシリーズにプラスのコンセプトを加えたものがAndroid Oneの特徴で、日本ではおざなりになってしまいがちなアップデートをしっかりと長期間保証して継続してくれるという、ユーザーにとっては嬉しいコンセプトを持ったスマートフォンです。

 

価格とスペック

こうしたコンセプトを見ると、何やら高額なスマートフォンというイメージを抱いてしまいがちですが、比較的に安価な価格が設定されています。

価格は次の通り

Android One 507SH 販売価格(9/5)
一括/分割 51,948円/2,160円

ここに月額割引が機種変更も新規MNP契約でも適用されることになり、実質価格では1万円ほどになる契約も用意されています。

Android Ver 6.0
CPU Snapdragon 617
RAM 2GB
ROM 16GB
ディスプレイサイズ 5.0インチ 1280×7200HD
重量 135g
バッテリー 30100mAh
リアカメラ 1300万画素
フロントカメラ 500万画素
SIM nano-SIM
micro SD 最大200GBまで認識

スペックはそれほど高くありません。ただRAMは2GBと十分ですしバッテリー容量は3000mAh越え、5インチスマホの中では軽い130g台、それに防水やワンセグも有しているということで普段使いのスマートフォンとして必要な要素というものはすべて揃えています。

ガラケーや古めのスマホから乗り換えを検討している人なんかはこの機種は非常にのりかえしやすいスマホであるために、価格的にも良いモデルと言えるでしょう。

 

維持費

維持費は「ワンキュッパ割」があることで毎月の料金は1年間通常よりもより安くなります。更にデータ通信量が2倍になるキャンペーンも実施されているために、そちらの適用によって維持費の安さと使いやすさの両立が出来ています。

具体的な金額を新規/MNPそして機種変更で表にしてあります。

MNP

MNP スマホプランS(2GB) スマホプランM(6GB) スマホプランL(14GB)
一括 1058円 1598円 3758円
分割 3218円 3758円 5918円

機種変更

機種変更 スマホプランS(1GB) スマホプランM(3GB) スマホプランL(7GB)
一括 2678円 3218円 5378円
分割 4838円 5378円 7538円

 

コストパフォーマンスを考える

Android Oneということであまり日本ではなじみのない形態のスマートフォンですが、認識としては防水やワンセグなどの日本向け機能がついたNexusシリーズと考えていいでしょう。

OSやセキュリティパッチの最新のものが登場するたびに、それをしっかりとサボらず更新してくれるというのは新しい機能やセキュリティ機能への関心がある人には魅力的な内容であることは間違いありません。

台湾企業の傘下に入りましたが、国内にも大きな拠点を持つシャープということでアフターサービスもこれまでのNexusシリーズに比べても対応が良いものになるかと予想されます。

日本向け機能が搭載されたNexusシリーズという位置づけということで、機能面での魅力を感じられるものになってはいますが、問題は価格面あるいは性能を合わせたコストパフォーマンスの面でしょうか。

 

507SHはOS更新等のメリットがある一方でコスパはあまり良くありません。Snapdragon 600番台ではあるものの、Y!mobileのようにSIMフリースマホでも使える回線に付帯するスマホとしては、同程度の性能のSIMフリースマホを3万円台で購入したほうがもしかしたら安く済んでしまう可能性があるからです。

Y!mobileのキャンペーンで割引は多くついているためそこまで高額な月額にはならない工夫がされていますが、同性能のSIMフリースマホに比べてしまうと、特に2年以上使うこと言うことでなければコスパは劣ってしまうのが正直な評価です。

このコスパの悪さをOSアップデートの継続性という特徴でどこまでカバーできるのかという点が、実際に507SHが魅力的に感じるかどうかのポイントになるでしょう。

OSアップデートについてはポケモンGOの問題にもあったように、OSバージョンが古いことで使えなくなるアプリというものも出てくるため、古いOSで使い続けるというのは本当に使いたいアプリが使えなくなってしまう可能性があるため、最新のものが常時使えるようになるのはメリットです。

一方でほとんどのアプリはAndroid 4.4以上あれば現状問題なく動き、今後数年たっても5.0ぐらいあれば大体のアプリは動くことでしょう。セキュリティ面での強化のためにもOSアップデートは必要ですが、実際の利用においてはそこまで重要視されないことも多いです。

 

この点をどう考えるかで507SHは特にコストパフォーマンスの面において捉え方が異なってくるでしょう。そこまでOSアップデートの必要性を求められない使い方になるようならば、507SHは性能に見合わない側面が強いコスパになっています。

もしもスマホの性能を重視するならばY!mobileにはもっと安いP8 Lite(ただし非防水)やサポートの問題があるもののY!mobileのSIMのみ契約+3万円前後のSIMフリースマホを購入したほうがより自分にあった使い方が出来るようになるでしょう。

Android Oneは魅力的な機能やサービスを備えていることは確かです。Googleのアップデートが18ヶ月保証されている点などは、アップデートがおざなりになっている他のスマホと比べれば明らかに利点です。しかしそれぐらいしか507SHの強みは無く、スペックや性能自体はミドルレンジのスマートフォンと一緒で、性能面だけをみると2万円ほど安いスマホが同じY!mobileからも発売されていて、コストパフォーマンスは決して良くありません。

 

この点をよく理解した上で今回のAndroid One 507SHの購入を考えたほうが良いでしょう。OSアップデート・セキュリティアップデートが自分の使い方には必須だというならばNexusシリーズとはまた違った魅力を持った端末ですが、OSのバージョンが常に新しくないと困る、という使い方をしてこなかった人にはちょっと高いスマホになってしまうことでしょう。

Y!mobileは実際端末セットでも機種だけのセットでも現在格安SIM以上にコストパフォーマンスの良い通話定額回線を提供しているため、そうした中でコスパの悪い機種をあえて選ぶのはよほどしっかりと自分の使い方に合ったスマホでないと勿体無いかと感じます。その辺りの利用方法等を良く考えた上で契約をしてください。