『ゲオジャンク』と赤ロムのWi-Fi通信運用について

今回はスマートフォンの中古品購入に関する話題を取り扱ってみたいと思います。

スマートフォンは普通に回線契約する以外にも、SIMフリースマホや中古スマホを扱った白ロムスマホなどがあります。中古品はこの白ロムスマホというのが通常は多くの人が購入するものになります。白ロムはそのキャリアのSIMカードや、そのキャリアの回線を使ったMVNOなどで通信させることが可能です。

白ロムと格安SIMなどを組み合わせることで、コストを抑えたネット用のスマホなどを作ることが可能です。

ただ今回は白ロム以外の中古品、『赤ロム』と呼ばれる白ロムとは異なる性質を持った中古スマホについてを説明しようと思います。

『赤ロム』はSIM通信不可、Wi-FiOKな状態

通称『赤ロム』と呼ばれる状態の中古スマホはどういうものかをまず説明します。赤ロムという状態のスマホは性能自体は白ロムと変わりありません。

赤ロムというのは要は訳あり品ということです。スマホの本体割賦代金支払いが滞ったものや、ケータイ保証で交換品を頼んだ際の交換元スマホであったり、最悪の場合モックアップなどの盗品ということでキャリアからアンロックをかけられたものが赤ロムと呼ばれるものです。

このため赤ロムというのはその存在がブラックに近いグレーすぎるものであり、かなり怪しい経路から流れ着いている中古のスマートフォンです。

この赤ロム状態になると、SIMを使っての通信をさせないためにキャリア側がIMEIから遠隔でロックします。ロックされるのはこの通信の部分であり、その他の本体機能はロックされません。通信のロックもSIMによる接続や通話のみになっており、Wi-Fi経由での通信は普通に可能になっています。

 

赤ロムは安く、Wi-Fi目的で赤ロムを購入する人も

この赤ロム、存在自体が黒に近いということで、普通の人は中々手を出さないのですが、Wi-Fi通信ができるということで、Wi-Fi運用を目的として赤ロム目当てに購入していく人というのも珍しくありません。

なぜWi-Fi運用するにも赤ロムをわざわざ狙うのかというと、赤ロムは中古ショップによっては非常に安いからです。赤ロムというグレー品のため、中古ショップでは最新モデル高額な値段をつけることが出来ず、iPhoneやXperiaの最新モデルでも安価で購入出来てしまいます。

通常白ロムなら6万円近くするようなスマホでも、赤ロムなら3万円ぐらいで買えてしまいますし、ちょっと型落ちすると1万円以下にもなって購入することが出来てしまいます。そして赤ロムはSIMによる通信・通話以外はほぼ全機能使えてしまいますから、モバイルWi-Fiルーターを持ち歩いている人や、自宅で気軽にネットに繋げる端末として使う人なんかにも高性能な機種を使えるとして隠れた人気があります。

MVNO格安SIMなどは使えませんが、割りきれば低予算で高性能スマホを使えることになります。一応どうしても安く最新スマホを楽しみたいという人は覚えておくといいでしょう。

 

『ゲオジャンク』という赤ロムの投げ売り場

ただ普通の中古ショップではトラブルを避けて赤ロムを売っていないところのほうが多く、ネットでも取り扱っている店は多くなく、赤ロムということを大々的に表記しているところは少ないです。

そのため半年ぐらい前までは赤ロムもそれほど知名度はなく、日陰ものであり知る人ぞ知るような扱いのスマートフォンでしたが、2015年後半ごろになってネット上でかなりその存在が認知されるようになりました。そのきっかけは中古品の買い取り・販売店である『ゲオ』が赤ロムを赤ロムとして大々的に販売したからです。

ゲオでは赤ロムを『赤ロムコーナー』や『ゲオジャンク』として低価格で販売しはじめ、主にお金のない中高生や赤ロム機種をSIMロック解除して中国に売り払うバイヤーなどが、今大挙してこの販売コーナーに集まってくるようになっています。特に『ゲオジャンク』は、赤ロムに限らず水没スマホやフレーム歪みのスマホが、最新のものですら980円や1980円のようなとてつもなく安い価格で販売されています。

そのためハイスペックスマホをWi-Fi運用したい人がこのゲオジャンクを求めて、スマホの中古品を扱うゲオモバイル対応店舗の新規開店や販売コーナー追加に合わせて、朝から行列を作るような自体になっています。ジャンク品の中には赤ロムではなく白ロムのものも含まれるため、うまく整備してオークションで数万円で転売するようなことも可能になっているため、様々な層に今熱い販売店になっています。

ゲオでスマホを扱っている店舗なら、今回紹介した中古スマホのなかでも特殊な存在になる赤ロムを非常に安い価格で手に入れることができるでしょう。Wi-Fi環境さえあれば利用自体はできるため、MVNO格安SIM以外での運用方法として考えてみると良いかもしれません。