新規一括0円タブレット dtab Compact d-02Hの価格バランスと維持費を考える

docomoから新しい8インチタブレットが発売されます。

dtabシリーズの最新作でファーウェイ製のタブレットになります。これまでdocomoのdtabシリーズおよびファーウェイ製スマホやタブレットは廉価モデル、ミドルレンジのモデルが多かったのですが、今回のモデルはかなりのハイエンドモデルとなっていてスペックが高めになっています。

そのため8インチモデルとして長く使えるモデルになり、2年契約での契約に適したタブレットへと進化しています。

また契約の内容も新規と機種変更に対して安売り用の施策が実施されており、契約のしやすさが上がっています。

今回はこのdtab compactの契約の魅力とタブレットとしての魅力を解説していきます。

ハイスペックな8インチタブレット

これまでのdtabはタブレットとしては中ぐらいのスペックになっていて、悪いものではありませんがすこぶる良いものでもありませんでした。

そのお陰で契約にかかる料金や端末代というものが安くなっており、一時のdtab d-01Gについてはほぼ投げ売りと呼べるような価格での販売行われていたりしました。

ところが今回のdtab Compact d-02Hは、dtabシリーズとして初めてに近いようなハイスペックタブレットになっています。

具体的にd-01Gとの比較表を置いておきます。

比較 dtab d-01G dtab com d-02H
Android 4.4 5.1
CPU Kirin 910 Kirin 930
RAM 1GB 2GB
解像度 1280×800 1920×1200
バッテリー容量 4650mAh 4650mAh
重量 340g 345g
メインカメラ画質 500万画素 800万画素
microSDカード対応容量 ~32GBまで ~128GBまで
価格 32400円 49896円

この表からだと中々見方がわからない人もいるかもしれないので、次にそれぞれのスペックについての詳しい内容を解説します。

 

まず最初は同じ8インチながらも、dtab Compactでは解像度が上がっています。

解像度が上がるとどうなるのか。解像度が高くなるとその分より細やかな表示が可能になります。これによるメリットは、写真の細部がより鮮明でくっきりと見えるようになります。そして文字も解像度が低いとギザギザして読みにくいこともあるのですが、解像度が上がることで全体的に角が取れ読みやすさが上がります。

特に8インチのタブレットの使い道として、映像や電子書籍などを利用する機会が多くなり、この解像度の高さはそうしたコンテンツを楽しむのにとても適していると言えます。今モデルはその点において前モデルよりも確実に良くなっています。

ただこの解像度が高くなると、スマートフォン全体の動作が重くなるというデメリットがあります。それを感じなくさせるには、CPUやRAMといった性能と直結するスペックが高くないといけません。

その点については心配いらず、CPUにはHisiliconのKirin 930というものを利用しています。こちらは同じHuawei製スマホの「Huawei P8」というハイエンドモデルに使われているCPUであるため、性能に疑いはありません。

このCPUであれば、ゲーム系のアプリにも十分対応でき、2年後でも性能で困ることはないでしょう。

 

また同じくアプリの挙動の軽さに影響するRAMも2GBにアップされ、ほぼ動作的には「Huawei P8」の大きいモデルとして考えられます。2GBのRAMがあれば今は何も不便に感じることはないでしょう。

このようにスペックを見ると、確実にアップしていることはもちろん、長く使い続けることが可能な充実の内容になっています。

 

価格に特別措置

dtabシリーズとして初めてと言えるハイスペックモデルとなったことで、その影響で価格が高額になってしまいました。

価格はほぼ5万円と考えられる49,896円です。これまでのドコモのタブレットとしては安いものの、dtabとして考えると高額です。

この価格の高さに対してドコモも特別な措置で契約しやすい価格を提供するように意識しており、新規契約と機種変更を対象にした「0円」施策を行っています。

 

一括0円と実質0円販売

契約は0円となっています。ただし新規と機種変更で性質が違います。また条件も増えるためここではその内容を確認しておきましょう。

新規では一括0円です。ほぼ全ての方がこの価格で契約できます。

 

なぜ本来は5万円するこのタブレットが0円になるかというと、新規限定のキャンペーンとして『端末購入サポート』と『dtab特別割引』という2つの割引CPが適用されているからです。これによって本来5万円する価格が0円になっているというわけです。

新規は一括0円で契約できるわけですが、この0円での契約には複数の注意点が存在しており、そこをしっかり把握しておかないと思いがけない出費などにはまってしまうかもしれないため、解説をしましょう。

まず一つ目の新規0円契約の注意点は、この契約は一括0円での契約ができる代償として月々サポートという割引が一切ない契約になっています。

月々サポートが無いということは、毎月の料金が高額になってしまうということになります。これは2年間使うことを考えると、たとえタブレット本体が一括0円と言えども、家計の負担が厳しいものになってしまいます。

そしてこの一括0円で購入できるということで、契約後すぐに解約してタブレットだけを貰おうとする人が出てきます。ドコモはこうしたユーザーが出てこないように、『14ヶ月限定の短期解約金』を設定しています。この影響で「解約」、「機種変更」、その他禁止されている契約変更を行うとこの短期解約金が発生します。

つまりこのdtab Compactを新規一括0円で契約した場合には14ヶ月は解約や機種変更が出来ないということになります。これと月々サポートが無いという2点が新規一括0円の注意点です。

 

次は実質0円です。これは機種変更の価格です。

実質0円は2年間の継続契約を前提にした価格です。月々サポートとタブレットの価格が同額になることで実質0円になっています。

実質0円の注意点は、新規一括0円と同じように通信費に使える割引がなく、端末代と相殺されてしまうことで安くなりません。そのため維持費は新規一括0円の契約と同じです。

そして実質0円は2年間の継続利用が条件です。途中で解約や機種変更をしてしまうと月々サポートが消えてしまうために実質0円にはなりません。そのため契約するなら2年間使うことを考えましょう。スペックと性能が高いためタブレット自体は2年間使えるものの、ちょっと高めの月額費用になってしまいこれが2年間はよくよく考えないと負担が厳しいものになります。

ただしもしも機種変更元の回線がデータプランかつ、前回の契約から6ヶ月以上経過している場合に限り、『おとりかえタブレット割』が適用されて毎月の月々サポートが432円増額、実質価格は0円を下回るマイナス10,368円になります。

 

維持費は2,700円と考えたほうが良い

タブレット自体は新規も機種変更も0円で契約できるものの、割引が共に通信費に対して発生しないため、ほぼ同じような維持費になります。おとりかえタブレット割が適用された場合は機種変更のほうが安くなりますが、基本的にはどちらも次の表にある維持費の計算が適用されます。

データプラン 1836円
spモード 324円
シェアオプション 540円
端末代 0円/49896円
月々サポート 0円/▲49896円(2年間総額)
維持費 2700円

これはシェアオプションでの契約を想定しています。ドコモの回線を持っている人が対象になるプランです。

このプランはシェアということで通常よりも料金が安くできるわけですが、今回割引がないためにそれでも2,700円の月額がこのタブレットにはかかってきてしまいます。

この料金はたとえタブレットの機種代が0円になるとは言っても、高いと感じてしまう人が多いかと思います。

この維持費は今回のdtab契約の最大の問題点で、この料金を払う価値をタブレット運用に見出だすことができるかどうかで、契約するべきかどうかが決まるでしょう。よく家計と相談しながら追加契約をする必要があります。

 

実質0円タブレットはiPad mini4などのライバルあり

維持費は高いものの、端末代は0円にすることが可能で性能も非常に高いタブレットです。良いものを契約できるという点では維持費相応のものかと思います。

ただより他のタブレットと比較した場合には、実質0円タブレットとして「iPad mini 4」が存在しており、そちらよりもこのdtab Compactを選ぶ価値があるかという点で悩ましい問題があります。iPadは使い終わっても状態さえ良ければ古いモデルでも高額で売れます。そうしたリセールバリューのメリットやタブレット向けのアプリの充実度を考えると、iPad mini4のほうが割安感はあるかもしれません。

dtabシリーズとしてはハイスペックに進化したものの、その一方で維持費など料金面で高額になる部分が出てきてしまいました。dtabのメリットである料金の安さという大きなメリットがなくなり、iPadなどと競合する立ち位置へと変化してしまいました。

こうした協力なライバルと比較して、果たしてdtabに魅力があるかどうかを考えて契約をすべきかが今回のd-02Hを巡る環境になるでしょう。