コインチェックが最大年利5%の貸仮想通貨サービスを開始

2017年6月16日よりコインチェックより貸仮想通貨サービスが開始しました。

以前、コインチェックさんでは仮想通貨の定期預入サービスがリリースされましがすぐにサーバーが停止しロールバックになってしまうという事件が起きました。
今回の貸仮想通貨サービスは前回停止になってしまった定期預入サービスとほぼ同じ内容のサービスで再開されています。
ただし、以前と違うのがコインチェックで取り扱っている仮想通貨すべてが対象になりました。

貸仮想通貨サービスとは簡単に言うと銀行の定期預金に近いサービスです。
保有している仮想通貨をコインチェックに一定期間貸し出すと、規定の利率を上乗せして返してくれるサービスとなっています。

仮想通貨を長期保有で運用を考えている人やビットコイン、または他のアルトコインを購入したはいいけど、どう運用したらいいか分からず仮想通貨の取引所ウォレットにずっと保管しっぱなしの人などにはかなり魅力的なサービスとなっています。

眠ったままの仮想通貨を所有している人はこれを機にコインチェックの貸仮想通貨サービスをご検討してみる事をお勧めいたします。

それでは貸仮想通貨サービスについてもっと詳しくご紹介していきましょう。

<貸仮想通貨サービスのメリット>

貸仮想通貨サービスとは

貸仮想通貨サービスとはコインチェック側とユーザーが消費貸借契約を締結することによってユーザーが仮想通貨をコインチェックに一定期間貸し出し、貸付期間満了後に貸出した仮想通貨に高利息をつけて返却されるサービスです。
*返却される仮想通貨は貸付時と同通貨であり、他の仮想通貨と交換することはできません。

要は定期預金に近いレンディングサービスということになります。

このサービスをうまく利用することで運用できずに眠っていた仮想通貨がどんどん増えていく夢のような内容となっています。

貸出期間と年率

なんと言ってもこのサービスの魅力は利息に対しての年率がものすごく高い事です。

最初に貸仮想通貨サービスは銀行で言えば定期預金のようなサービスだと説明ましたが金利については銀行に比べるとはるかにお得と言えます。

まず、メガバンクと言われている大手銀行 ゆうちょ銀行の金利は下記のようになっています。

普通預金 表1

三菱UFJ銀行 三井住友銀行 みずほ銀行 ゆうちょ銀行
0.001% 0.001% 0.001% 0.001%

定期預金(1年間) 表2

預金額 三菱東京UFJ銀行 三井住友銀行 みずほ銀行 ゆうちょ銀行
300万未満 0.001% 0.001% 0.001% 0.001%
300万以上 0.001% 0.001% 0.001% 0.001%
1000万以上 0.001% 0.001% 0.001% 0.001%

流行りのネットバンキングでも普通預金は0.001%~0.02%、定期預金でも0.01%~0.25%とメガバンクに比べれば高いのですがハッキリ言って対した金利とは言えません。

改めて調べてみると銀行の金利は本当に低くてびっくりしますね。

それに比べコインチェックの貸仮想通貨の金利は下記のようになっています。
貸付期間が長いほど金利も高くなります。

表3

貸付期間 年利
14日 1%
30日 2%
90日 3%
365日 5%

これを見ても分かるように金利だけでいったら銀行の5000倍にもなります。
桁違いの金利にビックリです。

貸付期間が長ければ長いほど年率が最大5%まで上がります。

もっと詳しく貸仮想通貨の貸出例を説明すると下記のようになります。

例えば・・・
ビットコイン、10BTCを年率3%の90日間貸出した場合は
10BTC×3%(0.03)×90(90日間)÷365=0.0739726BTC
が利用料として支払われます。

1年間(365日間)貸し出した場合は年率5%になる為、同じく10BTC貸し出すと
10BTC×5%(0.03)×365÷365=0.5BTC
が利用料として支払われます。

1BTCを最近のレートに近い30万円と想定すると、10BTC=300万円を1年間仮想通貨にして貸し出すだけで、0.5BTC=15万円も増えてくるという事になります。

これはすごいとしか言えません。

貸出可能な仮想通貨の種類

以前、コインチェックでは同じようなサービスで定期預入サービスがありましたがその際に貸出可能だった仮想通貨はビットコインだけでした。
しかし今回の貸仮想通貨サービスではビットコインだけではなくコインチェックで取り扱っている仮想通貨全てが対象になりました。

・ビットコイン
・イーサリアム
・イーサリアムクラシック
・リスク
・ファクトム
・モネロ
・オーガー
・Ripple(リップル)
・Zcash
・Litecoin(ライトコイン)
・NEM(ネム)
・Dash(ダッシュ)

コインチェックの貸仮想通貨の似たサービスをZaifの「積立」やQUOINEの「貸出」でも行われていますがこちらサービスではビットコインのみの取り扱いとなっています。
ビットコイン以外の仮想通貨の貸出できるサービスをおこなっているのは日本ではコインチェックのみとなっています。

コインチェックはもともと取り扱っている仮想通貨が国内で一番多く、注目を浴びていましたが今回の貸仮想通貨サービスではその取り扱っている仮想通貨全てが対象と新たな取り組みをはじめたのです。

貸出最低金額

コインチェックでは貸出最低金額が決まっています。
日本円で換算すると10万円以上となっています。

その為、10万円以下の仮想通貨の貸出ができません。
10万円以上所有している仮想通貨のみ貸出申請が可能となっています。

貸仮想通貨のメリットのまとめ

コインチェックの貸仮想通貨サービスの魅力はなんと言ってもその高金利さです。また、貸出の金額や期間も自分でも自由に設定する事が出来る事もとても魅力的ではないでしょうか。

年利が高い方が魅力的だからと思った人は貸付期間を1年間(365日)で設定し年率5%の高利息を得る事も出来ます。
また、慎重派の人で慣れるまでは年率が低くても短期間の方が安心だと思う人は貸付期間を最短14日間に設定し年率1%の利益を得る事も出来ます。

年利が1%というと年利5%に比べると、とてつもなく低く感じますが上記の表1、表2で説明したように銀行の年率に比べたらはるかに優れています。

最初は慎重に行って慣れてきたら貸出期間を少しずつ増やしていくのも一つの方法かもしれません。
また、年率1%だけど高額の仮想通貨を貸出すことで利息はかなり高額になる事も可能です。

自分に合った方法で貸出期間や金額を設定してより多くの利息を入手する事をお勧め致します。

しかし、貸仮想通貨サービスには危険も伴いますので次にデメリットにつても説明していきたいと思います。

 

<貸仮想通貨サービスのデメリット>

貸仮想通貨サービスのメリットは何度も説明していますがやはり利息に対しての年率が高い事です。
でも、メリットの裏にはそれなりのデメリットも潜んでいます。
それではデメリットについていくつか挙げてみましょう。

貸出した仮想通貨は指定した期間まで引き出し売却できない

仮想通貨の貸付期間は14日間、30日間、90日間、365日間(1年間)の4つから自分で指定できます。
ただし、この貸付期間中は仮想通貨の引き出し売却はできません。

という事は貸出している仮想通貨が貸付期間満了になる前にレートが暴落しても何も出来ず、自分の資産がどんどん減っていくのをただただ見守る事しかできないのです。
また、急に現金が必要になり仮想通貨を売却したくてもできません。

その為、貸付期間、そして金額の選択は慎重に行なってください。
ある程度手元に余裕をもっておかないといざという時に引き出せないので気を付けて下さい。

破産やハッキングリスクされる可能性もある

仮想通貨の取引所の破産と言えば、日本では2014年にマウントゴックスのハッキングによる破産事件がありました。
あの時、大きな損害を抱えた投資家が大勢いました。

銀行の場合、もし銀行が破産したとしてもペイオフ制度により1000万円まで預金が保障されますが仮想通貨取引所にはそういった保障制度が今のところありません。

また、貸出の仮想通貨に対しては※1分別管理が対象外となっています。
HPには「当社が破綻した際は、お客様の貸付けた仮想通貨が返還されないなどのリスクを負うことになります」とハッキリと記載されていました。
これは仮想通貨取引所がもし破産してしまったら仮想通貨のウォレットは全て泡のように無くってしまうという事になります。
お金を形としては預けることになるために、こうした破産やハッキングというのは恐ろしいですね。

※1分別管理
分別管理とは仮想通貨取引所や証券会社、信託銀行などが保有する自社の資産と投資家から預かった資産を分けて管理することです。
分けて管理する事で、仮想通貨取引所や証券会社、信託銀行などの運用会社が破綻した場合でも、投資家の資産が保護される事です。

仮想通貨取引所の破産やハッキングなど予期せぬ事態はいつ起こるか分かりません。
また、コインチェックの運営などに問題点が出てしまい経営が怪しくなってきても長期間貸付してしまっている場合、仮想通貨の引き出しや売却をしたくても期間が満了しない限り売却できない事を把握し上で貸仮想通貨サービスを利用するか検討して下さい。

 

まとめ

貸仮想通貨サービスの最大のメリット年率最大5%はとても魅力的なサービスとなっています。
特に仮想通貨を長期運用する為に購入した人や仮想通貨を購入したにも関わらずどう運用したらいいのか分からず取引所のウォレットに保管しっぱなしの人にはお勧めのサービスとなっています。

しかもコインチェックは日本国内の仮想取引所の中で一番多くの仮想通貨を取り扱っていますが、貸仮想通貨サービスでも全て(12種類)の仮想通貨が対象となりました。
これから高騰する可能性があるかもしれない仮想通貨を価値が低いうちに購入して貸仮想通貨サービスを利用する事も出来ちゃいます。

特にまだ伸びしろのあるイーサリアムやリップルといった通貨は今安いうちに買って貸し出しておけば、現在のレートで還元予定の金額以上のリターンが得られるでしょう。

また、今までうまく運用できずに取引所のウォレットに眠ったままの仮想通貨が貸仮想通貨サービスを利用する事でいつの間にか増えてしまう夢のようなサービスです。
ただしこの夢のようなサービスを利用するにはちゃんとデメリットを理解、把握する事がなりより大事です。

貸付期間が満了するまで、貸出している仮想通貨を引き出し、売却出来ません。
また、コインチェックがハッキングなどにより倒産に陥る事があっても貸出していた仮想通貨が戻ってきません。
このような大きなリスクを踏まえたうえで貸仮想通貨サービスを利用しましょう。

もし、このようなデメリットに直面したとしても自分自身でリスクがある事を納得した上で貸仮想通貨サービスを利用したのであれば保持していた仮想通貨に最悪な事態に及んだとしても諦めがつくのではないでしょうか。

なりより大切なのは最悪な事態が起こる前に自分が保持している仮想通貨の状況やレートをチェックしたり、世界情勢を常にチェックする事です。
そうする事で仮想通貨の貸付期間や金額を上手く自分で調整する事が出来き、最悪な事態を回避する事ができると思います。

コインチェックからの新たなサービス、「貸仮想通貨サービス」はデメリットを把握した上で上手に利用する事がメリットへの近道と言えるでしょう。

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