AQUOS SERIE mini SHV33レビュー サクサク動作の軽量コンパクトスマホ

Galaxy A8 SCV32と同時にAQUOS SERIE mini SHV33を購入しました。5.7インチのGalaxy A8 SCV32とは正反対のコンパクトモデルです。

4.7インチのディスプレイながら、狭額縁のEDGESTデザインによって、画面の大きさを感じさせない本体の小ささを実現しています。

auにおけるコンパクトモデルではこのSHV33が現状唯一の選択肢となるため、気になる人も多いと思います。今回は発売日から使い続けたこのスマホのレビューをお届けしたいと思います。

外観レビュー

 

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シャープスマホの定番となっているEDGESTデザインを採用したコンパクトモデルです。ホワイトモデルではドコモとSoftBankにはない前面もホワイトカラーのベゼルという特別仕様になっています。更にシャンパンゴールドの枠縁が明るさをより映えさせます。

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手にした時の持ちやすさと軽さは巨大化がトレンドの昨今のスマホの中では随一と言えるでしょう。

デザインはXperiaに寄せてきている印象がありますが、そのおかげでこれまでのもっさりしたデザイン感がなくなり、まさにシャープさが生まれています。

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端末下部の側面には通知LEDがあります。ただ正直この位置は通知があってもわかりにくいです。

今回の機種はAQUOS SERIE mini SHV33ですが、ドコモのAQUOS compact SH-02HやSoftBankのAQUOS Xx mini 503SHはどれもケースや保護フィルムなどが全部共通して使えます。なのでケースやフィルムなど対応周辺機器を買うときは、ドコモ版の型番やSoftBank版の型番でもチェックしておくといいでしょう。

スペック&レビュー

 

比較 dtab d-01G
Android 5.1
CPU Snapdragon 808
RAM 3GB
解像度 FULL HD1920×1200
バッテリー容量 2810mAh
重量 120g
メインカメラ画質 1310万画素
microSDカード対応容量 ~200GBまで
その他 CA対応
キャップレス防水
おサイフケータイ
ワンセグ
価格 72,000円
(実質27,000円)

SoCにはSnapdragon 808を採用し、ディスプレイにはフルHDのハイスピードIGZOパネルを搭載しています。小型端末ではよくスペック上の妥協などがされてしまいますが、このモデルでは大型端末そのままのハイスペックな性能を維持した状態で構成されています。

ネットワーク通信ではau版のSHV33がキャリアアグリゲーションに対応、一方でドコモ版のSH-02Hはキャリアアグリゲーション非対応という形になっています。通信速度の向上具合で言えばau版のほうがフルスペック対応と言えるでしょう。

Antutuのベンチマークスコアでは48000ポイントほどに。S808機としては低めな数値です。この辺りはバッテリー容量を見越してシャープ側がフルパワー・ハイパワー状況での駆動をチューニングしていると見られます。その証拠にベンチマークスコア以上に正確に3Dゲーム(モバイルマスター シンデレラガールズ 3Dモードをプレイ)を動かすことが出来ます。

ハイスペックな小型スマホとしては今一番安定して高性能な機種であることは間違いありません。

 

動作はサクサク、ハイスピードIGZOは心地よい

性能の高さからわかるように、各種操作は非常にサクサクとして動きます。動作における不満は各アプリを使っている時にはほとんど感じません。不満があるのはシャープの純正ホーム画面のアプリ変遷アニメーションがコマ数が少ないために、高性能機だとカクカク見えてしまうことぐらいで、実際の操作には何の影響もありません。

今モデルでは通常液晶表示が60GHzで行われるところを、120GHzに対応してよりスクロール中のアニメーションや動画がヌルヌルと動くようになる「ハイスピードIGZO」も搭載されており、これをONにすることによって触っていてもより気持ちよくて快適な操作というものを感じることが出来ます。

この「ハイスピードIGZO」によるヌルヌル感のためだけでも今モデルを契約するのはありかと思われます。

ただし問題はこの「ハイスピードIGZO」はアプリごとに適用させる設定が必要で、自動的に全ての操作に適用されるわけではないので注意が必要です。そのため若干アプリ量が多いと面倒くさいです。

またバッテリー消費も「ハイスピードIGZO」をONにすることで加速してしまうため、適用させるアプリを考えておかないといけません。

これらの点は「ハイスピードIGZO」のメリットを得るためのデメリットとして享受しなければなりません。

 

バッテリー持ちはそれほど優秀ではない

そもそもバッテリー容量がこのスマホの場合、小型ということもありますが昨今のモデルと比較しても少なく、それゆえに普通に使っていても電池持ちは良い方とは言えません。IGZOの省電力パネルによってそれでも輝度をあげても電池の減りは緩やかですが、容量自体が少ないので無理な運用はできません。

S808はBlackberry Privのレビューでも書きましたが発熱は若干しやすいです。シャープの場合クロック数を押さえているためPrivほど発熱はしませんが、それでも長時間さわっていたりゲームをすると熱を帯びます。そうするとバッテリー消費も早くなっていき、すぐに表示上5%~10%ぐらいの電池が失われてしまいます。

電車のなかで往復1時間ぐらいスマホを使いっぱなし、というような人はモバイルバッテリーも持ち運んだほうがいいかもしれません。

 

屋内ではカメラがあまり良くない

バッテリーと一緒に気になる点として、屋内でのカメラ利用が困難という弱点を持っています。

別に画素数やレンズの質については文句無いのですが、屋内でオート撮影を仕様とした場合に「ホワイトバランス」という色温度を調節する値が適切なものにならず、色が黄色くなってしまうことが多々あります。

屋内だと蛍光灯の下での撮影となるため、ホワイトバランスをうまく調節しないと正確な色調を再現できません。このホワイトバランスは基本オートで調節されるのですが、その調節に正確さを欠いていることが多いです。

これに対処するにはオートでのホワイトバランス調整をマニュアルに切り替えるか、一旦別のところへとカメラを向けてホワイトバランスを調節するか、といった行動が必要になります。

なのでホワイトバランスをうまく調節すれば屋内でも綺麗で再現度の高い色調の写真を撮ることができるのですが、そのひと手間が面倒だという気持ちがあります。料理写真など静止画を撮るならいいですが、ペットや一瞬の出来事を撮影したいときにこのオートホワイトバランス(AWB)がうまく効かないのはストレスを感じるかもしれません。

 

エモパーが楽しい

これはAQUOS SERIE mini SHV33の直接的なレビューとは関係ありませんが、シャープスマホに搭載されている「エモパー」という機械音声で話しかけてくれる機能が微妙に楽しいです。

楽しめる人は楽しめる機能で、好き嫌いは分かれると思いますが、このスマホに対する愛着を強めてくれるおもしろい機能です。

機械音声では趣味として設定した項目の気になるニュースなどを読み上げてくれたり、検索で急上昇しているワード、視聴者が多いテレビ番組の情報などを流してくれます。また、雑に放り投げたりするとそれに反応したり、外出先から帰宅したときは歩数を数えてくれたりと機能してくれます。

こういうのを楽しめる独り身の人ならば面白く感じると思うので、シャープスマホを買ったら設定しておくといいでしょう。

 

総評:カメラ以外は満足度が高いコンパクトハイエンド

不満点があるとすれば室内のカメラのホワイトバランスの認識力でしょう。うまく調整しないと青みが強かったり黄色が強かったりして本来の色のバランスとは異なる写真が撮れてしまいます。ここは慣れるまでちょっと時間がかかるでしょう。

ですがそれ以外の部分では不満点らしきところはなく、3GBのRAMにフルHDのディスプレイ、SOCはS808というスペックは長く使っていける安心感があります。未だにRAMが2GBでHDディスプレイのXperia Z5 compactと比較しても性能では上ですのでコンパクトモデルとしては最高レベルの出来ではないでしょうか。